皆様こんにちは。

暑い毎日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

こあでは、先日7月22日(金)大暑の日に、滋養強壮に良いといわれる、自然薯を使った料理教室『夏を乗り切る!自然薯簡単料理教室』を開催いたしました。

本日のブログはその時の模様をご報告いたします。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

 

今回全面協力いただきましたのは、大道理の自然薯生産者グループ『神さまの杖』の、見神さん・河原さん。

もともとは企業で働いていらしたそうですが、一念発起、自然薯の栽培と普及に意欲を燃やしておられる、若き生産者です。

じねんじょ教室 神様の杖 講義

左の男性が見神さん、右の自然薯を持っている女性が河原さんです。

まずは、自然薯について見神さんに講義していただきました。

 

みなさん、自然薯と長芋の違いはご存知でしょうか?

自然薯は、日本古来からの野菜で、別名大和芋ともいうそうです。一方長芋は、中国原産の野菜なのだそうです。

二つとも、用途が類似しており、粘りが特徴ということもあって、混同されがちなのですが、もともとは遺伝子の数から違っており、全く違う野菜とのこと。自然薯は長芋の4~5倍の粘りがあるそうです。

またこの自然薯、戦後になってから栽培されるようになったそうですが、自然薯の生態を調べ上げ、栽培技術を確立されたのが柳井出身の方だそうです。山口ともゆかりのある野菜なのですね。

その自然薯を知り尽くしている『神さまの杖』さんの、おすすめの自然薯の食べ方は、シンプルに、自然薯の刺身だそうです。

実際に、みなさんに試食していただきました。

じねんじょ教室 じねんじょやく②

刺身は、まずコンロで自然薯の皮にあるひげをあぶるところからはじまります。

あぶった後、たわしで全体を洗い、トントンと輪切りにして醤油でいただきます。

じねんじょ教室 おすすめの食べ方

すりおろしが一番純粋に自然薯そのものの味を味わえると思っていらした参加者の皆さんは、このシンプルな味わいに本当に驚かれたようです。衝撃的でした、と仰った参加者の方もおられました。

 

続きましては、具体的な栽培方法の説明です。

自然薯栽培はまず、春の種付けから始まります。土を鍬でおこし、土壌に板を入れます。

土の上にタネ(ムカゴですね)を置き、土をかけ、白黒マルチというビニールのシートをさらに上に敷き、芽が出てくるのを待ちます。

ここで芽がマルチシートを破って出てくれればいいのですが、芽は自力でシートを破れないそうで、毎日発芽状況をチェックし、出ているようでしたら、ピンセットで穴を開けて助けてやるのだそうです。

ここまでですでに重労働…。自然薯栽培がなかなか普及しないのはこの大変さではないかと仰っておられました。

秋になれば、ぐんぐんと伸びた蔓にムカゴがつき始めます。この頃になると葉の色が黄色くなりはじめ、指で触っただけでポロリと取れるようになったら完熟だそうです。

このムカゴ、むかごごはんやてんぷらはもちろん、つまんで生で食べるのも美味しいとのこと。食べながら収穫することもあるそうで、生産者ならではの楽しみですね!

そして冬になればいよいよ自然薯の収穫です。蔓が完全に枯れてから掘るそうです。折れやすいので慎重に両手で持って収穫するそうですが、どうしても曲がったりするものもあり、B級品がでてしまうそうです。その時は近所の方に分けたりして、色々と情報交換をなさっているそうです。

この自然薯、ムチン(老化防止)・アルギニン(強精)・アミラーゼ(消化を助ける)が含まれており、お通じが良くなったよ~、というような報告も受けたとのことでした。

じねんじょ教室 講義をきく参加者

みなさん、熱心に聞き入ってらっしゃいました。

食材に対する知識が増えるほど、調理への思い入れも増すのではないでしょうか。

 

さて次は、いよいよその自然薯を使った料理教室が始まります。

最初に自然薯プリンのデモンストレーションを行って調理手順を説明した後、調理開始です。

この日の参加者は8名。3・3・2名に班に分かれていただき、作業開始です。

じねんじょ教室 てんやわんや③

この日作ったメニューは、自然薯プリンの他に、

自然薯入りそばがきのお吸い物

自然薯の三杯酢

自然薯のパウダーを使ったてんぷら

とろろごはん

の合計5品。自然薯をこよなく味わっていただこう!!という趣向です。

プリン以外は定番料理に自然薯を用いたものばかりなので、レシピを各自ご覧いただき、お任せで進行していきました。

とはいうものの、品目が多いため、てんやわんやです。

まずは固まるまで時間のかかるプリンから調理開始。

じねんじょ教室 プリンづくり じねんじょ教室 プリンカラメル作り

カラメルを作り、自然薯パウダーを入れたプリン液を作った後、カップに流し入れて湯煎にし、その後粗熱を取って冷蔵庫で冷やします。

お次は自然薯の三杯酢。

じねんじょ教室 三杯酢 じねんじょ焼く じねんじょ教室 じねんじょ三杯酢

見神さん指導のもと、自然薯をカセットコンロの火で焼きました。

その後、焼いた自然薯を流しで洗い、すりこ木でたたきます。

きゅうりも同様にし、ゆでたたこの足をスライスして、三杯酢で和え、ショウガの千切りやいりごまを振ります。

同時進行で、てんぷらの野菜を切ったり、とろろごはん用のとろろをすったり、お吸い物用のタネを作ったり、みなさん忙しく作業しておられました。

じねんじょ教室 てんぷら野菜切る

てんぷらの食材の下ごしらえは、お好みで、細く切ってかき揚げ用や、大きく切ってそのまま、など班によって様々でした。

ちなみにナスとししとうは、見神さん提供です。ありがとうございます!!

じねんじょ料理 とろろごはん用粘る

すりおろしたとろろです。ものすっっごく粘りました!!

『神さまの杖』の作る自然薯は、ポリフェノールが多く変色しやすいそうですが(変色しても問題ないそうです)、粘りが多めの物だそうです。あまりの粘りの強さに参加者の皆さん驚きの声をあげておられましたよ!

じねんじょ教室 吸い物タネ

そば粉、自然薯パウダー、小口切りのネギを混ぜ合わせたそばがきです。

形を整えながら鍋のだし汁に落として、団子を作っていきます。

じねんじょ教室 吸い物 タネ落とす

ここである班にトラブル発生。そばがきが汁の中で大きく広がりすぎたため、タネが余ってしまいました。

そのタネを揚げたらどうだろうかということになり、さっそく実行!

じねんじょ教室 残りのタネを揚げる このようになりました。

限定4のレアなてんぷらになりましたが、美味しかったそうです。

見神さんも「ありですね!」と仰っていました。

 

そして次々に料理が完成。

じねんじょ教室 てんぷら揚げる じねんじょ教室 てんぷら揚げた全景

盛り付けです。

じねんじょ料理 天ぷら盛り付け じねんじょ教室 盛り付け完成

じねんじょ教室 吸い物 完成 じねんじょ教室 盛り付け 一人前

自然薯ご膳ができあがりました!

全班できあがったところで。テーブルをくっつけてみんなでお食事タイムです。

じねんじょ教室 会食①

楽しそうに料理を写メする河原さん。

じねんじょ教室 会食②全景

みなさん、和気あいあいと楽しそうに食べていらっしゃいました。

とろろごはんのとろろは、参加者の皆さんも各班で作っておられましたが、見神さんや河原さんも作ってくださいましたので、プロの作ったとろろを賞味していただきました。

じねんじょ教室 会食③粘る

きめの細かな、見事なとろろでした。さすが生産者です!

食事が終わった後も、色々を話がつきないようでしたが、いよいよ閉幕となり、参加者の皆さんに一言ずつ感想を述べていただきました。

「レシピを習ったので、自然薯を使ってどんどん作ってみたい」

「自然薯の料理方法が色々知られてよかった」

「自然薯のパウダーがすごいと思った。ぜひ取り入れたい」

など、自然薯を身近に感じていただけたようでした。

最後に今日食べていただいた大道理のお米と、自然薯パウダーをお土産にお渡しし、自然薯簡単料理教室は無事閉幕いたしました。

最後に記念撮影をしました。

じねんじょ教室 集合写真 モザイク②

『神さまの杖』見神さん・河原さん、参加者の皆さん、ありがとうございました!!

自然薯料理でスタミナをつけて暑い夏を乗り切ってくださいね!